低侵襲ロボット手術センター

更なる低侵襲手術、高度医療の提供を目指して

近年、ロボット支援下での手術は急速に広がっており、当院でも年々症例数が増加していることから、2025年1月にⅮa Vinciを2台体制とし、更なる低侵襲手術の推進及び高度医療を提供できる体制を整えました。
新たな導入により、患者さんの待ち時間を短縮し、より多くの症例に迅速対応することが可能となります。また、低侵襲手術は術後の回復が早く、痛みも軽減されるため、早期の社会復帰が期待できます。今後も最新の医療技術を導入し、地域の皆様に安心できる医療を提供してまいります。

ダヴィンチ手術とは?

ダヴィンチ手術は、外科医がコンソールからロボットアームを制御し、難度の高い手術や狭い領域での手術を行うことが可能になります。また、外科医の手の微細な動きがフィルタリングされ、トレミー効果(震えや手の不安定さ)が軽減されることにより、精密な手術が行いやすくなります。身体的な負担が少ない腹腔鏡下手術の特長を生かしながら、人の手による手術の問題点をロボットの機能で克服することができます。

チーム体制

低侵襲ロボット手術センターチーム

多職種によるチーム医療の充実

執刀医だけでなく、手術に関わる「麻酔科医師」、「手術室看護師」、「臨床工学技士」がロボット手術を熟知しており、チームメンバーがそれぞれの専門性を最大限に活かすことで安全で質の高いがん治療を提供してまいります。

ダヴィンチ手術の様子

センター長からのメッセージ

当院では、2022年3月より低侵襲手術支援ロボット ダヴィンチ(da Vinci)の最新機種である Xⅰを用いたロボット手術を開始いたしました。その後ロボット手術の実績を順調に積み重ね、22年度は86例、23年度は150例超、24年度は240例を想定しております。
今後のロボット手術数の増加に対応するために、当院では京都市内で初の低侵襲ロボット手術センターを開設いたしました。低侵襲ロボット手術センター開設は、ロボット手術を必要とされる患者さんに、安全かつ迅速にロボット手術を受けていただけるようにするのを目的としております。
地域の患者さんや先生方のご期待に応えることができますように努力してまいる所存です。
低侵襲ロボット手術センター長/泌尿器科部長
邵 仁哲
 

ダヴィンチ手術累計症例数(2024年12月現在)

低侵襲ロボット手術センター 関連診療科

詳細は下記診療科ページをご覧ください。

 

★ダヴィンチ手術の特長については、以下からご覧ください。