看護部長からのご挨拶
「歩み入る人にやすらぎを 帰りゆく人に幸せを」の病院理念に基づき、「人々の尊厳と権利を尊重し、赤十字精神を基盤として、苦痛の軽減、疾病の予防、健康の回復・増進を目的とした質の高い看護を提供する」ことを看護部理念としています。
当院は、救命救急センターを併設し年間約7,500件の救急搬送を受け入れる一方、がん診療等にも注力し、患者さんやご家族が安心して医療を受け、早期に元の生活・社会への復帰ができるよう看護を提供しています。
看護師教育は、「赤十字施設の看護実践能力向上のためのキャリア開発ラダー」をもとに、安全で安心な看護を提供するには、どのように学び成長していけばよいかなどの継続教育システムを構築しています。そして赤十字看護師としてまた専門職として自己研鑽を続けています。
また、PNS(パートナーシップ・ナーシング・システム)をほぼ全ての病棟で実践しており、補完しあえる組織風土が出来上がりつつあります。新人看護師の教育体制にもPNSを上手く組み入れ、新人に限らず全ての看護師が共に考え共に学び、お互いに成長していこうという雰囲気づくりができてきました。
新型コロナウィルスの感染拡大に限らず、今後も災害等で想定外の事態が発生するかもしれません。私たちは、多くの人と協力し工夫をし、赤十字病院としての責務を果たしていきたいと考えています。
京都第二赤十字病院 看護部長
小川智恵美