赤十字活動
看護は人間の生命に深くかかわる職業であり、患者の生命、人格及び人権を尊重することを基本としています。この看護の基本は、“あらゆる状況下において人間の苦痛を予防・軽減し、人間の尊厳を守る”という赤十字の理念「人道」と相通じるものです。
赤十字は、病院内の看護だけでなく、救護班およびDMATを常設し、赤十字の使命でもある災害救護活動に参加するとともに、災害救護活動ができる看護師の育成や災害救護訓練を計画的に実施するなど、大規模災害に備えた体制づくりをしています。
災害救護活動
これまで阪神・淡路大震災,東日本大震災,熊本地震等の災害救護活動に参加してきました。
災害救護活動ができる看護師の育成
災害救護活動を行うためには、一定の研修受講が必要となります。また、救護班看護師やDMAT看護師となってからも、研修や災害救護訓練の参加によりスキルアップしていきます。
●救護員としての赤十字看護師研修
(プログラム)
赤十字概論 | Ⅰ.赤十字の歩みと活動 Ⅱ.赤十字の現況と課題 Ⅲ.赤十字の基本原則と国際人道法 |
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災害看護論 | Ⅰ.災害看護概論 Ⅱ.国の災害対策と日本赤十字社の救護活動 Ⅲ.最近の災害救護活動の現況と課題 Ⅳ.災害救護演習 |
救急法 | 日本赤十字社救急法 |
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一方的な講義だけでなく
参加型の研修もあります
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赤十字救急法講習会
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●DMAT看護師となるためには、上記以外にDMAT隊員養成研修(院外開催)の受講が必要です。
災害救護訓練
○院内災害救護訓練
大規模災害時の傷病者受け入れに備えて、普段は違う部署で働く職員が、チームワークを発揮し、活動します。
○院外災害救護訓練
他病院や消防、警察、自衛隊等の他機関との合同訓練に参加しています。