病理診断科

診療方針

 病理診断科では、病理組織診断(生検、内視鏡切除検体、手術切除検体、術中迅速凍結検体)、細胞診断、病理解剖、臨床各科とのカンファレンス、抗がん剤の効果予測や癌遺伝子パネル検査への対応などを行っています。
 現在当科には3人の常勤病理医がいて、いずれも病理専門医および細胞診専門医であるとともに、原則相互にダブルチェックをし、診断精度を高めるよう努めています。また、それぞれがサブスペシャリティを有し、日々研鑽を行っていますが、さらに診断困難例では近隣にあります京都府立医大病院病理部や他施設のエキスパートにコンサルトしています。
 病理診断は最終診断となることが多く、その後の治療方針や治療効果判定に対し重要な役割を示します。患者さんと直接する機会はほとんどありませんが、当院を裏方として支える診療になくてはならない存在として鋭意努力しています。

症例数

(単位:件)

  2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年
病理組織診断
(うち術中迅速診断)
9,495
(181)
9,678
(193)
8,928
(137)
9,038
(173)
8,174
(173)
7,231
(196)
8,342
(167)
細胞診断 8,432 8,444 8,220 7,960 7,240 7,590 7,005

連携病院・開業医の先生方へ

 臨床各科にご紹介いただきました患者さんの病理再診断も行っております。その際、先生方のご施設での病理報告書のコピーや臨床所見、採取部位、採取方法などを教えていただきますと正確な診断に寄与いたしますので、可能でしたらご協力の程、よろしくお願いいたします。

当科はNCD登録事業に参加しています。 詳しくはこちらから>>>

スタッフ

職 名 名 前 卒業年度 専 門 資 格
部 長 Dr_yasukawa2022安川 覚 H10 診断病理全般・消化器病理  日本病理学会病理専門医・研修指導医
日本臨床細胞学会細胞診専門医・教育指導医
京都府立医科大学臨床准教授
副部長 Dr_nishimura_2023_R
西村 綾子
H17 診断病理全般・腎病理  日本病理学会病理専門医・研修指導医
日本臨床細胞学会細胞診専門医
医 師 金居 李紗 H25 診断病理全般・血液病理  日本病理学会病理専門医
日本臨床細胞学会細胞診専門医