開放病床とは
患者さん・かかりつけ医・病院の医師、この三者で治療にとりくむシステムです。
京都第二赤十字病院では、当院と契約をした開業医(登録医)と、連携して診療にあたる登録医制度を平成18年4月1日より実施しており、「開放病床」として当院の病床(ベッド)を、登録医に5床提供しております。
● 開放型病院運営要綱
<目 的>
第1条 京都第二赤十字病院(以下「当院」という)では、地域医療の充実と効率化を図る為、地域医師会との合意に基づいて開放病床を設置し、患者への共同診療・指導を行うことにより、病診連携を更に緊密なものとして、地域の多様な医療ニーズに応えることを目的とする。
<対 象>
第2条 開放病床は、二次医療圏に所在する全ての医師に開放する。
<登 録 医>
第3条
- 開放病床の患者を、当院の医師と共同で診療・指導にあたる診療所(医院)の医師を登録医という。
- 当院登録医届出書の提出をもって登録医とする。
- 登録医の有効期間は2年間とし、以後特別な理由がない限り自動更新とする。
- 地域医師会もしくは当院が登録医として不適格と判断した場合には、登録医を抹消することがある。
<運営方法>
第4条 開放病床の運営は、次の要領とする
- 登録医より紹介され入院した患者の主治医は、当院の医師があたるものとする。登録医は、開放病床を訪問し、当院主治医と意見交換・協議及び共同診療・指導ができる。当院主治医が不在の時は、担当科部長・副部長若しくは副院長が代行する。
- 共同診療・指導のために病院を訪問するときには、あらかじめ地域医療連携・入退院支援課に訪問日時を連絡する。
- 登録医は、病院内では白衣を着用し、所定の名札を付ける。
- 登録医は、病院内において紹介した患者のカルテやその他の記録を見て患者を診察する。
- 登録医が開放病床で診療・指導を行った場合は、その診療等に関する事項を様式1号の複写伝票に記入し、1部を登録医診療所(医院)のカルテに貼付する。
- 登録医は、所属長の了解を得て紹介患者の検査または手術に参加することができる。
<開放病床>
第5条
- 開放病床は以下の通りとする。(何れも総室のうちの1床)B3病棟、B4病棟、C3北病棟、C4北病棟、C5北病棟 合計5床
- 開放病床が満床の場合は、一般病床での入院となり、共同診療の対象としない。
- 個室(ICU・SCUを含む)等が必要な病状の場合、または病院休診日及び平日夜間(17:00~翌朝8:30)に入院の場合は、開放病床の対象としない。
- 小児科及び産科の入院は、開放病床の対象としない。
<医療事故賠償責任>
第6条 開放病床の利用に起因する医療事故については、病院が加入する損害賠償保険を適応するものとする。
<病院施設の利用>
第7条 登録医は、病院内の図書室を利用することができる。また、病院における学術的会合(症例検討会、臨床談話会など)に参加することができる。
<病院施設の利用>
第8条 開放病床を効率的かつ円滑に運営するため、京都第二赤十字病院開放病床運営委員会を設置する。
<附 則>
本運営規定は、平成18年2月1日から実施する
開放病床の利用について
- 開放病床について
- 設置・運営の趣旨
- 地域医療連携、機能分担の推進のため、地域の医療機関の病床として京都第二赤十字病院 (以下「当院」という)内に設置します。
- 入院の決定は、「登録医」の権限として運用します。
- 対象患者は、当院が診療すべき急性期医療の患者とします。(但し、以下の場合を除きます)
- 個室、ICU等が必要な病状の場合
- 病院休診日・平日夜間(17:00~翌朝8:30まで)の入院の場合
- 小児科、産科の患者
- 病床の設置
- B3、B4、C3北、C4北、C5北(何れも総室のうちの各1床) 合計5床
- 設置・運営の趣旨
- 登録医について
- 当院の開放病床を利用するためには、登録医の申請及び承認が必要です。
- 登録医の申請は、当院登録医届出書(A)(別紙)を提出して下さい。
- 入院について
- 開放病床の考え方
- 原則として、登録医が必要と考えれば入院となります。
- 開放病床が満床の場合は、一般病床での入院となります。
- 開放病床利用の申し込み時間は、平日8:30~17:00までです。
- 病院休診日・平日夜間(17:00~翌朝8:30まで)の入院は、開放病床の利用は出来ません。緊急入院として、病状に応じて一般病床に入院となります。
- 入院の手続き
- 入院は、地域医療連携・入退院支援課にTELか、FAXでお申し込み下さい。
- 入院申し込み時に、開放病床か一般病床かの選択をお願いします。又、承諾書を頂いて下さい。(別紙)
- 休日・夜間の入院は、救命救急センターで対応します。開放病床の利用は出来ません。
- 開放病床の考え方
- 診療・指導について
- 共同診療・指導のための来院時間
平日 10:00~16:00 - 共同診療・指導の利用手順
- 事前に、地域医療連携・入退院支援課に連絡して下さい。
- 来院時は、先ず地域医療連携・入退院支援課にお越しいただき、登院簿(B)(別紙)に記入して下さい。
- 診察時は、白衣・名札を着用して下さい。(地域医療連携・入退院支援課に用意しています。)
- 共同診療・指導の記録を病院所定の用紙(3枚複写)(C)(別紙)に記入して下さい。
1枚は、登録医のカルテに貼附して下さい。 - 終了後は、地域医療連携・入退院支援課で白衣・名札を外し、登院簿に記入して下さい。
- 共同診療・指導のための来院時間
- 退院について
- 退院の決定
- 当院主治医が登録医に相談のうえ決定します。
- 退院時には、当院主治医は登録医に対して、退院時サマリー等により経過報告いたします。
- 退院の決定
- 登録医の診療報酬について
- 登録医は以下の請求をして頂けます。
保険請求点数- 入院時 診療情報提供料(I) 250点
- 回診時 開放型病院共同指導料(I) 350点
(患者1人、1日1回、月に何回でも算定可)
- 診療報酬の請求
- 診療報酬の請求は双方にて行うこととします
- 登録医は以下の請求をして頂けます。
- その他
- 登録医は、病院図書室を利用していただけます。
利用時間 平日 8:30~17:00
コピーの利用は 10円/1枚 です - 登録医は、各診療科の症例検討会、臨床談話会等に参加することができます。
- 登録医は、病院図書室を利用していただけます。
- 地域医療連携・入退院支援課について
- 設置場所
C棟1階 - 業務時間
平日 8:30~19:30 - ご利用の連絡先(何れも、地域医療連携・入退院支援課直通)
TEL 075-212-6186
FAX 075-212-6358 - 業務内容
- 登録医の先生方の窓口となります。
- 共同診療・指導の申し込み受付、連絡調整
- 共同診療部署へのご案内
- ご紹介いただいた患者さんの情報をFAXで送付いたします。
- 登録医の先生方の窓口となります。
- 設置場所