多剤耐性菌感染症に対する取り組み

 当院では従前より、感染制御部および感染防止対策委員会が中心となって病院内の感染防止対策を行っております。
 近年、抗菌薬が効きにくい多剤耐性菌が問題になっており、本年5月の伊勢志摩サミットでも世界的な問題として多剤耐性菌が取り上げられる予定です。
 当院では、2015年11月に患者さんの尿からはじめて多剤耐性アシネトバクター(耐性菌の一つ)が検出されました。該当の患者さんは個室に入室していいただき感染対策をとりました。
感染症法により京都市に届け出て、管轄の上京保健センターの指導の下、感染防止対策をおこなっております。
 当院では、従前通り、医療従事者に対し、手指消毒の徹底を指導しておりますが、患者さん、ご家族におかれましても、石けんによる手洗い、アルコールジェルによる手指消毒にご協力いただきますようにお願い申し上げます。