多剤耐性菌感染症に対する取り組み

 当院では、2015年11月に患者さんの尿からはじめて多剤耐性アシネトバクター(耐性菌の一つ)が検出されました。その後、複数の患者さんから検出が見られていることから、管轄の上京保健センターの指導および院外の感染対策専門家との連携の下、感染防止対策に努めています。

 当院では、この状況の早期終結をめざして、入院中の患者さんにはスクリーニング検査へのご協力をお願いする場合がございます。これは、多剤耐性アシネトバクターは、感染症を引き起こさない限り、発熱などの症状が出ないため、症状のない方にも検査にご協力をいただくことが、感染防止に重要であるためです。

 従前通り、医療従事者に対し、手指消毒の徹底を指導しておりますが、患者さん、ご家族におかれましても、石けんによる手洗い、アルコールジェルによる手指消毒にご協力いただきますようにお願い申し上げます。

 ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解とご協力のほどをよろしくお願い申し上げます。