赤十字の理念
- 赤十字は、人道を基本理念とし国際的に活動する機関である。
- 赤十字は、基本原則を宣言しそれを活動上の行動指針としている。
- 赤十字は、あらゆる状態下において個人の尊厳と権利を尊重し、生命を守り、苦痛を予防・軽減する。
- 赤十字の活動は、赤十字の理念に賛同したボランティアにより支えられている。
教育理念・目的・目標
教育理念
日本赤十字社は、赤十字の理念である「人道」を基盤とし、いかなる状況下でも人々の生命と健康を守り、苦痛を予防・軽減し、尊厳を確保するため、国内外でさまざまな活動を展開している。看護実践においては、人々の生活の質向上のために、倫理観に基づき、多職種との協働の中で、専門性と自律性を発揮することが求められている。
本校は、この赤十字の理念を基盤とし、人々が生きることを支えるために、自ら学び、看護を創造する豊かな人間性を備えた看護実践者の育成を目指す。
教育目的
赤十字の理念を基調とし、豊かな人間性を育み、看護に関する幅広い能力を備えた赤十字看護師として、広く社会に貢献できる人材を育成することを目的とする。
教育目標
- 赤十字の基本理念である人道を基盤とし、人間の生命と健康を守り、苦痛を予防・軽減し、尊厳を確保できる豊かな人間性と倫理観を養う
- 看護師としての人間関係を形成するコミュニケーション能力を養う
- 対象を身体的・精神的・社会的に統合されたかけがえのない存在として、幅広く理解する能力を養う
- 科学的根拠に基づいた看護の実践に必要な臨床判断を行うための基礎的能力を養う
- 健康の保持・増進・疾病の予防および健康の回復に関わる看護を健康の状態やその変化に応じて実践する基礎的能力を養う
- 保健・医療・福祉システムにおける看護の役割を理解し、多職種と連携・協働しながら多様な場で生活する人々に看護を提供する基礎的能力を養う
- 専門職業人として、リフレクションを通して自ら学び続け、看護の質向上を図る基礎的能力を養う
- 赤十字の諸活動に関心を持ち、国内外で活動するための基礎的能力を養う
沿革
昭和16年 | 第1回生入学。 |
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昭和22年 | 第5回生卒業。 |
昭和24年 | 新法の制定に伴い京都第二赤十字看護学院を開設し、第1回生入学(学年定員15名)。 |
昭和25年 | 京都第二赤十字高等看護学院と名称を改める。 |
昭和30年 | 学年定員20名に増員する。 |
昭和41年 | 学年定員30名に増員する。 |
昭和42年 | 成人病センターが完成し、その6階新校舎に学院を移転する。 |
昭和43年 | 学年定員35名に増員する。 |
昭和51年 | 専修学校制度に基づく医療専門課程認可を受け、京都第二赤十字看護専門学校と改める。 |
昭和55年 | 新校舎へ移転し、学年定員40名に増員する。 |
平成7年 | 全寮制を廃止する。 |
平成12年 | 男子学生の募集が始まる。 |
平成14年 | 第54回生より全員通学制となる。 |
(令和3年3月までの卒業生は、2,151名に達している)
定員
課程 | 専門課程 |
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分野 | 医療関係 |
学科 | 看護学科・3年課程 |
各学年定員 | 40名 |
総定員 | 120名 |
※男女共学
学校評価
本校では、教育の質の保証・向上につなげるため、毎年度末に「赤十字看護専門学校における学校評価ガイドライン」に基づいた学校評価を実施しております。
この度、令和4年度の学校評価を公開いたしました。
なお、学校関係者評価に際しましては、在校生の保護者の皆様にアンケートのご協力を頂き誠に有難うございました。厚く御礼申し上げます。